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2025-01-14

【order】フォレストグリーンのマザーズドレス

Bonjour, Carlier Coutureです!

さて、新年も2週間すぎたところで…昨年はinstagramのリールをメインに試行錯誤しておりましたが、今年は基本に戻って、HPの更新も怠らないように…!と思っております。(ん…?もう聞いたことあるかもですね…)

HPは、instagramと違って読んでくださる方の反応が見えない媒体ですが、受注会でお会いした顧客さま方には「あの記事の…」「HPに載ってるドレスの…」と、かなり読み込んでくださっている様子がわかり、改めてコツコツ書いてきてよかったな…と思いました。いつもご覧いただき、ありがとうございます!!

ということで、本日は、久しぶりにフルオーダードレスの制作事例をご紹介します。

今回取り上げるのは、昨年ご依頼いただいたマザーズドレスの制作エピソードです。少し時間が経っていますが、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

*ボディ(マネキン)とお客様の体型は必ずしも一致していないので、着用イメージとしてご覧くださいませ

ご依頼の背景

このお話をいただいたのは、娘を出産して約2ヶ月後のことでした。

当時は(と言っても、まだ休止中です)フルオーダーの受付を休止していましたが、ご依頼主さまは夫が小さい頃からお世話になっている大切な方で、現在も家族ぐるみでお付き合いをさせていただいています。

そのため、迷わずお引き受けすることにしました。幸いにも、娘がまだ寝ている時間が多い時期だったこともあり、スムーズに制作を進めることができました。ご試着の際には、娘の姿を見守ってくださる場面もあり、心温まる思い出となっています。

ドレスのデザインと素材選び

今回のご依頼内容は、お子様の結婚式でご着用されるマザーズドレスでした。まず、ご依頼主さまからいくつかの参考画像を共有いただき、それを基にデザインを決定しました。また、生地選びについてもお写真を参考に、近しい素材をご提案しました。

当初のご希望はグリーン系のお色味でしたが、主役である花嫁さまのお色直しドレスが薄いグリーンとの情報を極秘入手され(!)淡いグリーンではなく、ダークグリーンに方向性を変更しました。

この深みのあるグリーンは、ご依頼主さまの落ち着いた雰囲気にとてもよく合い、エレガントな印象を引き立てました。
デザインは、オーソドックスながらも立体感のあるポイントを加えたアシンメトリーデザインを採用。特にドレスの要となるパーツは何度も調整を重ね、こだわり抜いて仕上げました。結果として、クラシカルで時代を超えて愛されるデザインが完成しました。

仮縫いのご様子。生地を比べています
まずはトワル(仮布)でドレスを製作し、チェックします

素材の選定について

ドレスには”シャンタンサテン”という素材を使用しました。この生地は、通常のサテンに比べてマットな質感が特徴で、横糸にところどころにアクセントとなる玉のような部分があり、独特の風合いがあります。そのため、上品さと落ち着きを兼ね備えたフォーマルな装いにぴったりです。(実際には裏表で使用できるので、かなり光らせることも可能です。とはいえ、当アトリエでは、マット面を表にすることが圧倒的に多いです)

素材選びの際には、シルクとポリエステルの両方をご提案し、それぞれの長所と短所を説明しました。シルクは肌触りや光沢感が魅力ですが、座ることが多い結婚式ではシワが目立ちやすいという欠点があります。一方で、ポリエステルは耐久性が高く、お手入れが簡単なため、実用性が求められる場面で非常に人気があります。マザーズドレスとしてお召しになる場合、意外と立ったり座ったり、が多いので今回のドレスでは、最終的に色味の調整も含めて、ポリエステル素材を選択しました。

化繊、と聞くと「…」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、日本製の高品質な生地をセレクトしておりますので、ハレの日にふさわしい、上品な仕上がりとなっております。

結婚式当日のエピソード

結婚式当日は、ありがたいことに家族で呼んでいただけたので、家族全員で駆けつけさせていただきました!

挙式が行われた会場はクラシカルな雰囲気が漂い、重厚感のあるチャペルがゲストを迎えていました。ご依頼主さまは、深いグリーンのドレスを纏い、堂々とした佇まいで会場に入場。新郎新婦を見守る姿は、まさにエレガントそのもの、とはいえ、優しさの溢れるお姿でした。
お式の際にはゲストの方々から「素敵!」というお言葉をいただき、微力ながらとっても嬉しかったです。

立ち姿もとっても素敵でした!

完成後のご感想

完成したドレスは、クラシカルで流行に左右されないデザインが特徴的で、ご依頼主さまにもこのように言っていただけました。

ちらこそ、オーダードレスという夢のような経験をさせていただき💕ドレス大切にしますね(^^)v

お式後には、お友達に写真をお見せになり、多くのお褒めの言葉をいただいたとのことで、ご連絡いただきました♡

まだまだ道半ばですが、こういうご報告が、何よりも励みになります。

個人的にも、家族ぐるみでお世話になっている大切な方々の新たな門出のお手伝いをさせていただき、とっても嬉しかったです。

ちなみにわたしは、産後のスタイルにバッチリ!なツイードのワンピースを製作していきました。娘はほとんど抱っこでしたが、自分の体型に合うように作ったので、楽々でした。

製作過程をリールにまとめたものはこちらです:

自分の出産やライフスタイルの変化により、お仕事の承り内容も変わったことで、結婚式に関わることはめっきりなくなってしまいましたが、久しぶりにウェディングの高揚感、他にはない特別感を味わうことができました。(花嫁さまもとっても素敵でした♡)これからもぜひ家族みんなどうぞ宜しくお願いいたします!!


ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます!
2025年もセミオーダーの受注会を開催予定です。

お客様一人ひとりに寄り添ったデザインと素材選びを通じて、特別な一着をお届けいたします。2025年より、ワンピースのセミオーダーもスタートする予定でおりますので、結婚式やパーティーなど、大切なシーンを彩る装いをお考えの方は、ぜひこの機会をご利用ください。

(フルオーダーについての記事をアップしておきながら恐縮ですが、本年もお休みの予定です。フルオーダーのフォーマルドレスはまだ再開時期は未定ですが、ぜひセミオーダーでお手伝いさせていただけましたら幸いです。)


受注会の日程が決まりましたら、顧客さま&公式LINEにご登録の皆さまにお知らせさせていただきますので、ぜひメルマガor公式LINEをご登録いただけましたら幸いです。

個別枠は…ほとんどの枠が数日で埋まってしまうため、次回を逃したくない!という方はお見逃しなく!

それでは、良い1日をお過ごしくださいませ。Bonne jounée !

Carlier Couture / Emilie

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