【report】オーダー婦人服・受注会 Vol.2 レポート

Bonjour, Carlier Coutureです!
本日は、Carlier Coutureの第2回目となるセミオーダー受注会を開催した際の詳細なレポートをお届けいたします。今回は、前回の経験を活かし、さらに多くのお客様に楽しんでいただける内容を目指しました。その様子をたっぷりとお届けします!
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Contents
新作アイテムのご紹介
今回の新作は、ボウタイブラウスの別バージョンと、タイトスカート2種類でした。ボウタイブラウスは第1回目でも大変ご好評いただき、今回はバリエーションを増やしてのご用意でした。


ボトムスに関しては、これまでボリュームのあるスカートをメインにご提案していましたが、“タイトシルエットも欲しい!”というリクエストにお応えしました。
今回はイタリア製の上質なファンシーツイードや日本製の機能性に優れたツイードを取り揃えました。これにより、クラシカルな中にも洗練された雰囲気のラインアップとなったかな、と手前味噌ですが思っております。


お小物では以前からご要望の多かったフラットポーチのミニサイズがようやく登場し、ここでも美しいツイードを楽しめるきっかけになったかと思います。

ポーチは一部オンラインストアでも販売しております:
オーダー内容と人気アイテム
今回、嬉しいことにほとんどの方が2点以上のオーダーをいただきました!
セットアップがとてもご好評で、セットアップとしても、単品としても着られるアイテムが選ばれることが多かったです。お好きなブラウスとスカートを同じ生地でお仕立てするセットアップは、オーダーメイドならではの魅力を存分に感じていただけたかと思います。
また、ボウタイブラウスは引き続き人気アイテムの1つでした。
今回使用した生地の中で特に好評だったのは、私の推し生地でもあるToile de Jouyです。この生地は18世紀フランス発祥のもので、田園風景や牧歌的なシーンが描かれたクラシカルな柄が特徴。

セミオーダーといえども、生地は100種類以上(カラー展開を含めると数えきれないほど)ご用意しており、さらに細かなカスタムが可能なので、ほぼフルオーダーに近い仕上がりが楽しめます。組み合わせが無限大なので、同じ生地で同じデザインをお作りすることは稀ですが、Toile de Jouyは安定した人気を誇っています。
レースアイテムのリクエスト
今回、顧客さまから“Carlierさんらしいレースアイテムが欲しい”というリクエストをいただいておりました。
その声にお応えし、レースを使ったブラウスやタイトスカートをラインアップに増やしてみました。ウェディングでお作りしていたようなレースのカシュクールや、シンプルなブラウスのカフスにレースを忍ばせるなどの、レースを使用したさりげないカスタム提案も行い、唯一無二の1着をお仕立てするお手伝いをさせていただきました。

初めてのオーダーの方も
第1回目の受注会では、正直にお伝えすると100%既存の顧客さまがご来場くださいましたが、第2回目では初めてオーダーをされる方々にも多くお越しいただきました。
“私のサイズあるかしら…”と心配されていたお客様も、ぴったりのサイズを見つけられた瞬間には、私も心の中でガッツポーズ!
オーダーメイドの楽しさを広めたいという私の思いが、少しずつ形になっているのを実感しました。
特別な生地との出会い
今回の受注会では、アトリエの蔵出し生地もご用意しました。
長い年月をかけて集めた生地たちは、それぞれに“ぴったりな必要性”を待っています。
今まで誰の目にも留まらなかった生地が、突然お客様のリクエストに完璧にマッチする瞬間。その偶然の出会いは、オーダーメイドならではの醍醐味だと思っております。
原品限りの生地は1着分しかないものも多いため、初日の午前中が1番選択肢の豊富な時間帯でした。ぜひ次回のご参考までに…!

顔タイプ診断とカラー診断
今回の受注会でも、オプションとして顔タイプ診断とパーソナルカラー診断を実施しました。
顔タイプ診断は、お顔のバランスや特徴に基づいて「似合うテイスト」を分析するものです。これにより、お客様はどんな雰囲気のお洋服、アクセサリーや髪型が自分の魅力を引き立てるのかを、客観的に知ることができます。

また、パーソナルカラー診断では、お肌や髪の毛などに調和するパーソナルカラーを診断し、似合う色と注意すべき色を明確にします。イベント診断なので、通常の診断と比べてしまうとだいぶライトではございますが、それでも今後のいろいろなヒントになると思います!
“だからカジュアルなママ服が似合わないのか!”や、“肌映りの良いカラーがわかってスッキリ!”という感想をいただきました。旦那さまが選んだセーターが、実はお似合いの色だったと気づかれた方もおり、ファッションに新たな視点が生まれるきっかけとなりました。
新たな選択肢としてのオーダーメイド
オーダーメイドと聞くと「高嶺の花」と思われがちですが、Carlier Coutureでは、年齢、体型問わず、全ての女性が好きなものを着られるように、をゴールにしています。
セミオーダーアイテムでも豊富なラインナップを保ちながらも、ワードローブに取り入れやすい価格帯を目指しています。
実際、受注会では「オーダーにしては意外とリーズナブル!」という声を多くいただき、中には「某セレクトショップでちょっと良いブラウスを買うのと変わらないお値段ですね」というお言葉も。これこそが、Carlier Coutureが目指す、価値あるオーダーメイドの姿です。
Carlier Coutureは全てのアイテムにおいて、日本国内で縫製しております。
また、広告を打ったり、華やかなカタログ撮影なども行っていません。その代わりに、リール制作や文章、SNSでの地道な発信を通じて、Carlier Coutureの魅力をお伝えしています。
こうした“小さな営業”ができるのは、職人としての背景と、お客様一人ひとりとの繋がりを大切にしているからこそ。(もちろん自分のキャパシティの限界もありますが…!)
そしてその分、価格にも余計な負担をかけずにご提供できるのです。ファッションにおけるサステナビリティは、製品そのものだけでなく、働き方やものづくりのプロセスにも反映されるべきだと言われています。
オーダーメイドは決して安価ではありませんが、
✔︎自分のこだわりや価値観をファッションで表現したい方
✔︎プチプラアイテムの量産品に疑問を感じ始めた方
✔︎ものづくりのプロセスを一緒に味わいたい方
にとって、特別な選択肢を提供できると信じています。Carlier Coutureでは、奇抜ではなく、日常にも溶け込みながらもさりげなく個性を表現するアイテムをお届けしています。
一度きりの流行に消費される服ではなく、長く愛される一着をお届けすることで、お客様にも地球にも優しい選択肢を提案していきたいと思っています。

そして毎度のことながら、今後の活動に繋がるよう、ご試着のお写真にご協力いただきまして、誠にありがとうございました!皆さまのご協力あってのCarlier Couture、といつも実感しております…!
次回の開催について
受注会終了後には、すでに次回開催を心待ちにされているお声を沢山いただきました。
“次回はいつですか?”というお問い合わせが増えており、次回の先行予約は顧客さま向けにお知らせさせていただいたのち、HPなどに記載前に公式LINEでご案内予定です。ぜひご登録くださいませ。
Carlier Coutureのセミオーダー受注会は、皆さまとの出会いと、新たな挑戦を通じて進化を続けています。これからも、オーダーメイドの楽しさをもっと広めていけるよう、心を込めてお仕立てしてまいります。次回もぜひお楽しみに!
生地や副資材の発注も完了し、現在は縫製作業に入っています。進捗はInstagramで随時更新しておりますので、ぜひフォローしてチェックしてみてください!
それでは、良い1日をお過ごしくださいませ。Bonne jounée !
Carlier Couture / Emilie
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