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2026-07-29

【report】受注会Vol.5 ご来場のお礼

受注会 Vol.5 を終えて

先日の受注会 Vol.5、ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。

投稿こそだいぶ遅くなってしまいましたが、すでに一点ずつ、型紙の修正作業や、早い方では裁断に入っております。

今回、会場には、いつものサンプルに加え、レースの着分やフランスから直輸入した新作の柄物などをご用意しました。お客様が実際に手に取ったり、光にかざしたり、鏡の前でお身体に当てたりしながら選んでいく。

その時間が、一番実物に近づく気がしていて、5回目になった今回も変わらず大好きな瞬間です。

はじめての方が、いちばん多い回でした

今回は、実のところ今まで以上に緊張がありました。というのも、「はじめてのオーダーです」という方が、これまでで一番多い回だったのです。

その多くが、YouTubeをご覧になってお越しくださった方々でした。「エミリさんのお話に共感して」と話してくださったり、レースの回で予習してきました!」と言ってくださったり。

会期中サポートしてくださっているナタリーさんと共に自己紹介いたしますと「知ってます!いつも見てます!」と笑ってくださったり。これはなんとも、不思議な気持ちですね。


さらに、手元にメモを持ってお越しくださった方もいらっしゃいました。バッグからノートをサッと出された瞬間には、不意を突かれました。画面の向こうで、ご自身の時間を割いて観てくださって、受注会に向けてご準備までしてくださっていた。その一端を垣間見て、感動すら覚えました。

7月の暑い日の開催ではございましたが、ご納品時には秋になるため、多くの方から「秋が楽しみ」とおっしゃっていただきました。生地を選びながら、秋のコーディネートを一緒に考える。「これはあのボトムに合わせたい」「この色なら手持ちのあれと」
——受注会が、お客様とご一緒に秋のおしゃれを計画する時間になっていました。

仕立て屋としてはもちろん、新しいお洋服をご提案するのが仕事ではございますが、お客様のクローゼットを想像しながら、全体的にアドバイスできるようにしていきたいと改めて思った次第でした。

「はじめてのオーダーメイドですが、ハマりそうです」と笑ってくださる方。


「産後にファッションがわからなくなって、エミリさんの動画には共感しかなくて」と打ち明けてくださる方。


ひとつひとつの言葉が、これまで続けてきたことと、まっすぐ繋がっていくようでした。

セミオーダーは敷居が高い。そう思われがちなことは、いつも頭の隅にありました。けれど今回お越しくださった方々の様子を見ていて、その距離が少しずつ縮まってきているのでは…?と嬉しく感じています。

たくさんのお客様と「お揃い」となりました

今回、初日はオンラインストアで展開しておりました「トワルドジュイのボウタイブラウス」を着用しておりました。

もしかして…!と思いながらの着用でしたが、その「もしかして」が叶い、何名かのお客様が同じものをご着用いただいてのご来場でした。お揃い、とっても嬉しかったです♡

「(コットン素材が)着るほどに馴染みますね!」や「こちら着るたびに上がります!」「コーディネートはエミリさんのYouTubeを参考にしてみました!」とおっしゃてくださる方…(涙)
ご着用の体感もお伺いできたのも光栄でした。

今まで以上に自分の好みを前に出した回

はじめての方が増えたこの回で、わたしはもうひとつ、小さな挑戦をしていました。これまでで一番、自分の好みを前に出したのです。

ウェディングドレスを手がけていた頃、当アトリエには明確なコンセプトはありませんでした。得意なテイストはあれど、お客様が思い描くものをそのとおりに形にする。それが仕事だと思っていましたし、その考えはいまも変わりません。ただ、デイリー服に移行してから、今までで最も、生地を選ぶ最初の段階から自分の好きな方へ寄せてみた回でした。

自分をデザイナーだと思ったことは一度もありません。

ただ、僭越ながら、自分が提案するテイストがどなたかに届いていると感じる場面が増えてきています。
広くなくていい。狭くていい。その狭さのなかで届いているとわかることが、思っていた以上に嬉しいことでした。

そんな中でも、反省点が一つ。
黒やネイビーのレースは、思いのほか好評でした。だからこそ、カラーレースについてはもっと大胆にサンプルを作っておけばよかった、というのは、次回への持ち越しにいたします。

ビスチェと、クセのある生地

自分の提案が届いていると何よりも実感したのが、ビスチェでした。想像していた以上に浸透していて、二枚目をお選びくださる方がいらしたことも、嬉しい驚きでした。クセのある生地を迷わず手に取ってくださる方が多かったことも、印象に残っています。

選んだ布が、それを待っていた方のところへ渡っていく。

時には長いあいだ寝かせてあった生地も。

それでも不思議なもので、ぴったりな持ち主が、遅かれ早かれ現れてくださいます。以前、常連のお客様が「生地は本当に一期一会ですね」とおっしゃったことがありましたが、まさにそのとおりだと思います。

お客様のお洋服にピッタリマッチしたジャガードビスチェ、素敵なコーデ眼福でした!
「ビスチェに挑戦してみたいです!」と言ってくださいました

八月のこと

すべてのお客様とのお打ち合わせ、搬出を終え、生地の発注までは、ほとんどアドレナリンだけで走っていました。搬出の夜も、日付が変わっても発注作業の手が止まらず、それでも少しも苦ではありませんでした。

ところが発注をすべて終えた途端…、

糸がぷつりと切れたように動けなくなってしまい、しばらく調子が戻りませんでした…。
(体力の鬼、と呼ばれるわたしですが、年齢もあるかもしれませんね…)

ちょうど息子の夏休みも始まり、新しいリズムに慣れるまでに少し時間がかかりました…。お客様との個別のやりとりは通常通りですが、レポートやInstagramがいつも以上に時間がかかってしまっているのは、そのためでございます…。

ということで、8月はゆるやかな進み方になります。

それでも一点ずつ、縫製の手は止めずに。

そして、いま手元には、皆さまが選んでくださった生地が積まれています。
一着ずつ、どなたのどの一着になるのかを思い浮かべながら、集中して型紙に向かっていく。
ここからは、その時間です。お渡しできる日を、楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。

支えてくださった方へ

こうして二日間を無事に終えられたのは、いつもながら日仏美容家のNathalieさま、Ayaさまのお力添えあってのことでした。
お二人ともご多忙のところ、お時間を割いてくださり、この受注会を続けることができております。

この場を借りて、改めまして心よりお礼申し上げます。



さて、最後までご覧いただきありがとうございます。

受注会のレポートではありますが、個別オーダー・オンラインストア分も並行して進めておりますので、どうぞご安心くださいませ。


長く通ってくださっている方、

初めましてで飛び込んでくださった方、

皆さま、本当に改めまして、今回もありがとうございました!

Merci beaucoup !!!


Emilie

Carlier Couture

⚠️文章、画像の無断転用、無断転載は固くお断り致します。

 

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