【order】Gold x Pink ビーズ刺繍レースのソフトマーメイド

そしていよいよ足のホッカイロが手放せなくなってきました…

皆さまもしっかりと厚着をされて、暖かくされてくださいね。

 

さて、久しぶりのdiaryとなりますが、ぜひご覧いただけますと励みになります（＾＾）

（とはいえ、ご新規のお客様からのご相談は現在お承りしておりません。今でも定期的にお問い合わせをいただくのですが、再開時期は未定でございます。diaryの更新を続けるのは、関わらせていただいた花嫁さまとの製作について、書き留めておきたいからでございます。google検索で辿り着いてくださる方もいらっしゃるようで、ありがたい限りですが、ご了承いただけますと幸いです。）

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〜初回相談から生地検討まで〜

ということで、

花嫁さまとの初回お打ち合わせは Zoomにて行わせていただきました。

（コロナ禍、真っ只中でした…）

 

大変お忙しいお仕事をされており、

合間を縫ってのご相談でした。

ビジューなどを使ったキラキラしている感じのマーメイドドレス、

というところまではほぼ、お決まりになられていて、

そこからお話しさせていただく形となりました。

 

 

生地に関してのご希望のイメージなどをお伺いし、

事前に様々なところから集めました。

生地サンプルをご覧いただくためにお越しいただいたのですが

初めてお会いする花嫁さまは、スラッとしていて知的な雰囲気。

なのですが、やはりチャーミングさをお持ちで、

とっても素敵な方！

書いていて、当時の何かが始まるワクワク感を思い出します。

 

さて、ご用意させていただいた生地サンプルですが、

「キラキラ」というキーワードや、

事前に花嫁さまがご準備してくださった

イメージ画像のPDFのコラージュ（クオリティ！）から

グリッター生地と、ビーズ刺繍の生地の両方からご覧いただきました。

 

インポート感のある感じで

ビジューをぎっしり縫い留めたレース生地か、

もしくはやはりグリッター系のもの。

 

ただし、キラキラ系の生地は、

あくまで一番上にくる生地。

レースの下にカラーの布を重ねる前提となりますので

オススメのサテン生地を、これもまた何点か

ご提案させていただきました。

 

１番最初にいただいた参考画像では

ネイビーの生地に重ねているイメージでしたが、

（ナイトウェディングのような）

お話していくうちに、春のウェディングということで

少しだけ春らしさを取り入れるのも良いかも♡

ということで、

ピンク系の生地や、ベージュ系の生地も、

試していただきました。

 

グリッターがシルバー系なのか

ゴールドなのか、ピンクゴールドなのか？

 

それでだいぶ下の生地の選びんかたが変わってまいりますので

生地合わせはなかなか悩ましい時間…！

 

流れ星が流れるようなイメージの流線を描いたグリッターと

当初のイメージ写真にもあった星空のようなイメージの両方で探してまいりました。

実際にサンプルを見ていただき、

希望する方向性もだんだん見えてきました！

ということで、新しいリクエストに沿って

「ピン！」とくる生地に出会えるよう

新たなサンプルを探してまいります。

 

２回目のサンプル出しでは

すでに画像の時点で「もしかしてこれかも?! 」

と手応えを感じる生地があり。

レースを使う場合は、無地と違って

本当に沢山の方向性から選ばないといけないので

大きなステップです。

 

実際に次のお打ち合わせで、他のサンプルと共にご覧いただき

そちらでご決定となりました♡

（リサーチが実った瞬間、嬉しいです！）

 

ご決定いただいたのは、

大小、様々な星のモチーフがあしらわれた

動きのあるレースです。

（イメージボードにもあった、

ジェニーパッカムさんの星モチーフドレスにも通づるものが…♡）

 

続きて、下に重ねるサテン生地です。

ご自身でも、

「多分イエベだと思います」

とおっしゃっていたのですが、

まさに暖かみのあるピンクやベージュ系がお似合いで、

他にも春らしいカラーはいくつか候補にありましたが

鶴の一声は、まさにお母様！！

 

上品なローズピンク（といっても、青みすぎず、黄みすぎず）

を星モチーフのレースに下に置いてみたところ、

こんな感じなかなかない！

と、めでたく決まりました（＾＾）

 

インポートドレスでは、

割とベージュ系を下に置くことが多いかと思いますが

当アトリエにお越しいただく方は

やはり「他ではなかなか見ない」（だからって奇抜までは求めてない）

というところを大事にされ

ピンクやブルー、色味を選ばれることが多いかと思います。

 

〜いざ、縫製スタート！〜

ということで、

レースと、中のサテンが決まったところで、

あとは縫っていく作業をどんどん進めてまいります！！

 

レース生地で、このようにぎっしりとビーズ刺繍が施されているものは

普通に裁断して縫う…と、

縫えないどころか、ミシンも壊れます　笑

 

各パーツに対して、

ミシンが入る部分（縫い目）と

縫い代（ごろつきを軽減するため）の部分は

ビーズを外していきます。

 

ビーズ刺繍生地の準備段階は、

普通の生地より少しばかり長めです。

作業風景のタイムラプスを撮っていたと思うので

そのうちInstagramに載せますね。

 

下準備ができたところで縫っていくのでが、

ピンクのサテンの土台をミシンで縫ったあとは

ほとんど立体裁断の作業となりました。

 

というのも、星モチーフを生かしつつ、

あまりカジュアルになるのもイメージと違うので

少しドレープを入れています。

ドレープを寄せたダミーのトワルを事前に作っておいても良かったのですが

身長もおありの花嫁さま、

JIS規格のボディだと、身丈が合わないんですよね…

（自分もそうなので、分かります…）

 

なので、トワルチェックの時に

お時間をいただき、花嫁さまの上で

直で上半身の部分を組ませていただきました。

 

これはなんとも贅沢！！！（わたしが）

 

人台でもちろん大まかな枠組みは作っていましたが

修正だらけになるのはわかっていたので、細部は作り込まず、

このような形にさせていただきました。

ご協力いただいた花嫁さま＆ご家族さまに感謝です。

 

そんなこんなで

できていくビーズ刺繍のドレス。

仕上がってみると、

生地をそのまま使用したように見える…かもしれません。

 

が、実は仕上がったドレスをベースに

モチーフを切り取り、襟ぐり周りやウエスト、

いろんなところに縫い留めております !!

（良かったら上記のお写真では

ウエスト周りをご覧ください、という作り手のアピール…）

 

時期的なこともあり、

こちらのドレスは職人さんと同時に２人掛かりで手縫いしました。

こういう作業、すごく好きなんです。

時間がないと焦りますが

しっかり計画通り進んでいるときは

手縫いの時間はむしろ癒しだったり。

キラキラとか好きなので♡ 笑

〜ご結婚式当日〜

さて、ここからは、

だいぶ長くなってしまいましたが

花嫁さまの当日のお写真をご紹介させていただきます。

 

まずは、チラッと並べられたドレスを…♡

一緒に並べていただいて、嬉しい…♡

 

実はホワイトの方のドレス（あのVera Wangさま！）

に合わせて ロングベールをお作りさせていただきました。

お二人のお名前も刺繍させていただいております♡

 

 

続いて、ご製作させていただいた方のドレスで、

ドキドキの入場シーンです。

 

ヘアアクサセリーは、花嫁さまが以前より御用達だった

アクセサリーブランドさんで

レースのイメージに合わせて、オーダーされたとのこと！

オシャレ！！！

 

本当にたくさんのお写真をご共有いただき

当日のお支度の様子などから

順を追って拝見させていただいたので

画面を通して、こちらまでもらい泣きしてしまうような

シーンが多々ありました。

 

お二人の愛情の深さといいますか、

うまく表現できませんが

そのようなものが言葉がなくても伝わってきて

改めて素敵なご夫婦だな、と

暖かな気持ちになりました。

 

大好きなお写真。幸せな門出で歩き出すイメージそのものですね。

花嫁さまがシックな色合わせにこだわり、

ブーケの中のダークカラーや

ご新郎様の蝶ネクタイが合っていたり。

 

ご両家さまへの贈呈のシーン。

キャンドル使いが素敵ですね。

 

高砂のビビッドイエローでまとめた装花がすごく好き！！

お色直しのお時間帯では、夜に差し掛かっておりますが

パキッとしたカラーで、落ち着きすぎない雰囲気が素敵ですね。

 

お式を結ばれたあとの撮影タイムでは、

階段にロングトレーンが映えておりますね。

 

さてさて、まだまだご紹介させていただきたい

後撮りのお写真もあるのですが、

文字数がかなり増えてしまったので

後半に続かせていただきます。

 

ぜひまた覗きにきてくださいね。

 

ここまでお読みくださり、

ありがとうございます！

良い１週間をお過ごしください（＾＾）

Bonne semaine !

 

 

 

Carlier couture

Emilie