【order】母から娘、娘から母へ。
東京23区オーダードレスのアトリエ、Carlier Coutureです。
いつもdiaryをご覧いただき、ありがとうございます。
育休明けを宣言した9月、復帰から2ヶ月が経ちましたが、
正直ブランクができてしまったし(産後3ヶ月から縫ってはいたけど)
本当の復帰はまだまだ先なのかな…と思っていたのですが、お問い合わせが増え、
先日早くもウェディング小物を納品させていただきました。
instagramにて、花嫁さま自らがご着用画像を、
嬉しすぎるコメントと共に載せてくれたりして
ホッとした気持ちで、このdiaryを書いています。
(しかも頂いた秋の味覚和菓子を片手に…至福、ご馳走様です)
通常では、お式の後にお写真をご紹介させて頂いているのですが、
わたしが加筆する必要がないくらい、
花嫁さまの書いてくださった文章があまりに素敵なので、
ご紹介可能ですか?とお伺いしたところ、ご快諾いただいたので、
そのまま掲載させていただきます。
【ドレスリメイク】
本日、@carlier_couture さんからリメイクが完成しました!と連絡をいただきました!
あまりに美しく、感動的なので紹介させてください。
これは母親のウエディングドレスを使ったフラワーヘッドパーツと、レース刺繍のヘッドパーツです。
シルクシャンタンの横糸の感じが、ナチュラルでもあり品良くもあり…。
レースの刺繍にはビーズを縫い付けてもらい、ドレスとリンクさせました。
(ドレスにはビーズ刺繍あり)
あのドレスがこんな素敵なお花に生まれ変わるなんて、誰が想像出来たでしょう…
感動でしばらく言葉が出なかったのです。
そしてまだまだ作品が。
しばらく続きます!
この文章に感動して言葉が出なかったのはこちらです。
しかもアイテムに合わせて3つのpostで書いてくださっていて…
このような文章もありました:
式のテーマの1つでもある「歴史」を、
母親のドレスを使って表現できたのではないかなあと思います。
これが本当に嬉しくて。
結婚式という儀式には、もちろん形式や、トレンドもあると思います。
でもそれ以上に、新郎新婦にとって、ご両家の親御さまにとって、
演出の1つ1つに意味があるものであったら最高だな、と。
ドレスやウェディング小物もその1つになるといいな、と思いながら日々製作しています。
意味と言っても、深いものから、ライトなものまで、いろんな種類があっていいと
もちろん、思いますが、今回ご紹介させていただいた花嫁さまのように、
コンセプトを大切にしたお式はきっと素晴らしいものになるだろうな、
と(勝手に)想像しています。
初めてお会いした際に、お母様が着られたドレスを2着、持ち込まれた花嫁さま。
どちらも、ハサミを入れて良いので、髪飾りと、何か母へのプレゼントになるものを作っていただけませんか?
というご相談でした。
ご着用予定のドレスのお写真も拝見させていただき、
また、お母様のライフスタイルやご趣味をお伺いした上で、
1つはシルクシャンタンのヘッドピース
レースはドレスに合わせて銀糸の入ったものに、お花のお色味と調和するよう、
アイボリーのパールを混ぜて。
カラードレスの生地はシルクフラワーのヘッドピース&お母様へのコサージュ、
こちらは花びらの形を変えて、和装にも合うように。
ドレスショップの方のご提案によりブーケを飾るリボン、
そしてお母様へのポーチを2種類(1つはイニシャル入り)に変わりました。
とても状態の良いドレスで、ハサミを入れるのは緊張しつつも、
一度入れてしまったら後戻りはできないので、必要な分テストさせていただいたのち、
新たなものを製作させていただきました。
お母様は花嫁さまにドレスを、
そして花嫁さまはお母様に何か記念になる贈り物を、
母娘の関係性が表れていて、そんな花嫁さまのお手伝いが微力ながらもできたこと、
光栄に思っております。
制作中はメールでのやりとりが多かったのですが、お仕事も多忙な中、
常に優しさ溢れる対応をしてくださり本当にお人柄が表れておりました。
本当にありがとうございます!!
前撮りも、当日も楽しみですね♪
演出の意味、など、色々書いてしまいましたが、
ちょうどニュース番組で、すごく印象的なものがありました。
先月末に明治神宮で結婚式を行った高円宮家の三女・絢子さまが
披露宴にあたる晩餐会にてお召しになったドレスが
「特別な1着」であることが紹介されていました。
ニュースで「結婚式」と聞くと、つい手を止めて見てしまいます。
その時のトピックもとっても素敵だったので、diaryに記しておこうと思ったのですが、
気がつけばすでにすごく長い文章になっているので、次回にします!
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
それでは、ぜひまた読みに来てくださいね。
Carlier Couture